青の波にのる

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20230228_私の読書論

こんにちは。

 
昨日久方ぶりに自分の書いた文章を人にみてもらって、
「すんごい、
 
すっっごい、ライターかなにか?」


ってすごくほめ上手なお言葉をいただき、
すぐに調子に乗ったのでこうやってすぐに文字を書いているわけです。
いや、ほんとに単純か。

文字にしておきたいこと、文章にしたいことは、
実は私の中では日々の生活の中で多数あります。
 
だけど、
なんとなく自分の頭の中で文章をつくると満足してしまう癖があり、
ブログに特に書いてなかったのだけど。

この世界のだれかたった一人にでもその言葉が意味を持つなら、
それはキーボードをたたき続ける理由になるのかな、なんて思いながら
いまこれを書いているわけです。
 
昨日、あるお客様と趣味の話をしていて
「読書が好きなら、男性にお勧めする本と、女性にお勧めする本1冊ずつ教えて」と言われました。
 
そんなこと考えてなかったな~~と思いつつ、
とっさに「男性には浅田次郎の『壬生義士伝』、女性には湊かなえの『花の鎖』」と答えたけど、今振り返るとどこがどうおすすめなのか、全然つたえられなかったな~と。

せっかくなぜそれが好きで、おすすめなのか文章にしたいと思い立ち、
本についてこの1ページで語らせてください。
 
さて、男性におすすめしたい私の1位は
壬生義士伝ですが、まあこれは本好きな人なら全員読んでる説ありますからね。

新選組 × 浅田次郎
最強の組み合わせ、男性がすきな書き口と時代設定で
まず歴史ものに抵抗がなければ絶対にハマる一冊だと思う。

何回読んでも、電車の中で読んでも同じシーンで泣いちゃいます。
同じ浅田次郎鉄道員もぜひ読んでほしい作品の一つ。
短編集にも関わらず、多く映像化されていて人気ぶりがうかがえます。
何を読んでも正解、男性ならではの心理描写が上手だなと感じる作品です。
https://amzn.asia/d/6eV2XGw
 
ミステリーなら東野圭吾『僕が昔死んだ家』

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫) | 東野 圭吾 |本 | 通販 | Amazon
薄くてあっという間に読めるのに読了感がすごくよかった記憶のある作品。
男性主人公で、元彼女から相談をうけて・・・・
この設定が男性に刺さりそうでは?(勝手なイメージですが)。

 
理系男性でミステリーが好きなら
周期律『堂の殺人シリーズ』
最初は綾辻先生の『館の殺人シリーズ』のパクリかと思いましたが、
また全然新しい切り口で面白かったシリーズです。
全7冊、シリーズを通してのストーリーを進ませつつ、1巻ごとの殺人トリックは見事。
少し後半になると面白さが欠けますが、ぜひ1作目の『眼球堂の殺人』は読んでみてほしいです。
 
女性におすすめしたいのは、
湊かなえ『花の鎖』初めて読んだときの面白さの衝撃は忘れられません。
ミステリーはミステリーですが、結末がすごくよかった....。
知らなかったけどテレビドラマ化されてるんですね.....!
告白、やNのためにが好きな作品であげられることの多い湊さんですが、
隠れた名作ですのでぜひ!
 
もう1作は恩田陸黒と茶の幻想
私はもともと一番好きな作家に恩田陸があがるくらい全作が好きなのですが、
これは天才的な作品だと思いました。深い。
ただ間違いなく好き嫌いの分かれる作品かとは思います。
ほぼ話し言葉のみ、抽象的な会話で永遠に続いていく感じ、男女の価値観の違いetc
読み手の私たちも考えさせれる長編です。
 
ちなみに恩田陸ならやはり六番目の小夜子が最高です。
世代がばれますが、NHKドラマでも放映していましたよね。
あの頃は山田孝之のかっこよさにやられていましたが....こんなしぶくなるとは()
松本まりかさんなんかも出演されていて、今輝いている俳優、女優さんの子役時代を思い出します。
 
もちろん直木賞受賞の蜜蜂と遠雷』『夜のピクニックも最高ですが、
このさわやか恩田陸よりも、少しダークファンタジー世界のほうが、恩田陸の真骨頂かと思っているので、『常野物語』シリーズや、『理瀬シリーズ』が大好きです。
 
柚木麻子『BUTTER』
これも未読の方にはぜひ読んでほしい作品。
木嶋佳苗さんの、、といえばわかる方にはわかると思いますが、
「なぜこんな女性がもててもててもてまくったのか?」という話(略しすぎですが)
 
自己肯定感が低い、自分が何のために生きてるかわからない
そういった思考の方が読んだらきっとなにか心を少しだけ軽くしてくれるような、
実はそんな作品だと思っています。

こうやって文字に起こしてみると、おすすめの本は数あれど、
なかなかターゲットがないと紹介するのは難しいなと改めて感じました。

さいきんは映画やアニメばかり時間を使っていて、
読書にはあんまり気持ちが向いていなかったのですが、
これを機にまず積読を減らしていこうという気持ちになりました....!

ちなみにですが、
読書や文章があんまり得意じゃない方に一度おすすめしたいのがこれ
【現代短歌】というジャンル

短歌こそ、なんだよ....読んだことないわ...って思われるかと思いますが、
現代短歌のすごいのなんのって。
エロ歌人佐々木あららさんの作品は男性なら
絶対にわかるわかる!!!となるはず。
≪ 外に出すのが愛なのか中で出すのが愛なのか迷って出した ≫ 
、ね?

電子歌集はどこで買えるんでしょうか....ほしい.....
最近は
原慎一さんの『滑走路』を読みました。
萩原さんの弱者の生活、思い、そういった作品が多い中での、

 きみのため用意されたる滑走路きみは翼を手にすればいい ≫
タイトルにつけられたこの歌が大好きだなと感じるのでした。
 
 
最近では、お金をださなくても読める文章が世界に増え、
安く楽しめる映像作品で満ち溢れて、読書は時間に余裕のある人間が
楽しむものになっていっているような気がしてます。
私もその一人。

でもやっぱりたまには文章に没頭する時間をつくって、
物語におぼれてみるのもいいなと感じた日でした。
 
おわり